
小さい頃から、毛深い体質でした。
手や足に、黒くて太い毛がたくさん生えているのです。
小学生高学年の頃からは、胸毛も生えてきました。
最近になると、毛が、だんだん太くなるような気がします。
それに、濃くなってきました。お父さんも、小さい頃から毛が濃かったということです。
それの遺伝なのでしょうか。
お父さんは、男だから気にするな、と言います。
でも、時代が違います。
現在では、毛深いなんて、時代遅れ。
気になりますよね。
半月前、サッカーをやっていて骨折しました。
現在、右足がギブスで固定されています。
だから、毛を剃ることもできません。
このままギプスで蒸されると、余計に毛が濃くならないかな?
これが心配なのです。
もう、これ以上濃くなるのは嫌です。
こういう事を経験された方、回答をお願いします。
■思春期にギブスすると毛深くなるのは本当
確かに足を骨折してその部分のムダ毛が濃くなるということは
よくあります。
しかし、それはギブスが直接の原因ではありません。
骨折によりムダ毛が濃くなるのは以下のような原因があります。
1。骨折により、異常なダメージを負ったので保護をするため
人の身体は強い衝撃やストレス、ダメージを負うと脳に危険
信号が送られるようになっています。
そして、危険信号をキャッチした脳はダメージを負った部分を
保護するために体質などを変化させます。
骨折をすると脳がその部分を保護しようと体毛をその部分だけ
濃くするのです。
その結果、ムダ毛が濃くなるので、ギブスは関係ありません。
2。ギブスをしていて、他のものと触れないので摩擦が起きない
ギブスをしていると、当然その部分の肌は他のものに触れる
ことがありません。
この状態ですと、肌に摩擦が起きません。ムダ毛は摩擦により
こすれて薄くなったり、自然と抜けたりします。
普段は自然に薄くなったり抜けたりしている体毛がそのままの
状態で残ってしまうので、結果的に濃くなるのです。
3。ギブスをずっとつけていることによる肌荒れを防ぐため
骨折をすると1日中ギブスをつけていないといけない状態になります。
ずっとギブスをつけていると蒸れたり、肌がギブスの中で
擦れたりします。
こうなることにより肌が傷ついたり、蒸れにより肌トラブルが
起きたりするので、それを防ぐために体毛が濃くなるのです。
ですので、もともと毛深い質問者様にはとても嫌なことかも
しれませんが、身体にとっては必要な変化なのです。
また、骨折が治っていくにしたがってムダ毛もドンドン
薄くなっていきます。
ギブスをしたことをきっかけにずっと体毛が濃いままという
ことはありません。ご安心ください。
4。思春期による体質の変化
思春期は身体の変化が次々起きてしまう時期です。
ですので、今まで体毛は生えていなかったのに、急に
生えてくることもあります。
ギブスや骨折は関係なくただ単に思春期の成長による
体質の変化という場合もあります。
■ギブスにはもっと深刻な影響が・・・?!
確かに、質問者様のおっしゃるように骨折をしてギブスを
はめるとムダ毛が濃くなってしまいます。
もともと毛深い人や思春期の方にとっては、死活問題ですね。
しかし、実はギブスはもっと他の深刻な症状を引き起こす
危険性があるのです。
一番、多くの方が悩むのは痒みです。
ギブスをしていると肌が密閉されている状態になります。
当然、湿気などが溜まり、炎症を超しやすくなるのです。
しかし、ギブスは外すのに時間がかかりますので、どんなに
痒くても欠けないのです。
あまりの痒さに眠れない人もいるのですが、そういった場合は、
整形外科の先生ではなくて、皮膚科の先生に相談をするように
しましょう。
耳かきなどの細いものをギブスと肌の隙間に差し込んで
書く人もいるのですが、その方法は肌にとても良くありません。
しっかり皮膚科へ行きましょう。
■ギブスがくさくなって来ても我慢をしましょう!
よくギブスがくさくなってくると消毒用のエタノールで拭いて
しまう人がいますが、よくありませんのでやめましょう。
また、ふぁぶリーズ菜dの消臭スプレーでギブスの匂いを
とろうとするとむしろ、臭いがきつくなってしまうので、これに
止めた方がいいですね。
ギブスがくさくなってしまうのは、しょうがないことなのです。
とても辛いでしょうが、がまんをしましょう。
どうしても耐えられない場合は、ガーゼに消毒用アルコールを
つけてササッとふきます。
そして、ドライヤーの冷風でかわかしましょう。
そうすると匂いはけいげんします。
しかし、あまりやると良くありませんので、どうしても我慢
できないときだけにしましょう。
ギブスは速く外れる場合もあれば、なかなか外れない
場合もあります。
どちらにせよ、医師の指示に従って過ごしましょう。
■骨折にはビタミンKがいいですよ!
骨折には、カルシウムが一番ですが、同じくらいビタミンKも大切です。
骨を強くする成分が含まれており、骨折の治りを早くしてくれます。
ビタミンKには野菜全般に含まれているのですが、一番多く
ふくまれているのが、納豆です。
日本人は欧米人にくらべて乳製品を多くとりません。
最近の人は、小魚などもあまり食べないんですが、骨粗しょう症が
増加しないのは納豆を食べているからだと言われているのです。
納豆の中でも引き割り納豆は普通の納豆に比べて、
ビタミンKが豊富なのです。
ひき割り納豆や納豆でビタミンKをとりつつ、乳製品で
カルシウムをとるようにしましょう。
早く直してしまえば、それだけムダ毛が生えていくる
危険も低くなります。